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STの働き方、病院以外にも選択肢があるって知っていましたか?
言語聴覚士の働き方というと、病院や施設でのリハビリを思い浮かべる方が多いかもしれません。 私自身も、以前はそうでした。 でも今は、STudy Labo を運営しながら児童発達支援事業所で未就学のお子さんへの外部支援にも関わっています。 この経験を通して感じているのは、STの役割は、思っているよりずっと広いということです。 外部支援という関わり方 外部支援とは、保育園や幼稚園、療育施設などに訪問し、子どもの生活の場の中で支援を行う働き方のひとつです。 リハ室の中だけでなく、普段過ごしている環境での様子を見ながら関われるのが特徴です。 ✔ 集団の中でのやりとり ✔ 遊びの中でのことば ✔ 日常の生活動作の様子 こうした姿を通して、その子の理解の仕方や関わり方のヒントを探っていきます。 「訓練」だけではないSTの役割 外部支援では、STが直接関わる時間もあれば、職員さんと一緒に関わり方を考える時間もあります。 「この子にはどんな声かけが合うかな」「どうしたら安心して活動できるかな」 そんな話を現場の先生方と一緒に考えながら、子どもを支えるチームの一員と
2月5日読了時間: 2分
外部支援、やってみたいけど不安…というSTさんへ
外部支援に興味はあるけれど、 「自分にできるのかな」「評価ちゃんとできるかな」「経験が足りない気がする…」 そんな不安を感じていませんか? 実は、私もまさに同じ気持ちからのスタートでした。 私も最初は“できる気がしない”側でした 私は STudy Labo を運営しながら、児童発達支援事業所で未就学のお子さんの外部支援に関わっています。 でももともとは成人領域のSTでしたし、4年くらい臨床を離れていました。 小児臨床の経験は、機能性構音障害をオンラインで実施したことがある程度でした。 発達全体を見る支援や、外部の現場での関わりはほとんど経験がなく、 「私に本当にできるのかな」という不安はとても大きかったです。 今でも正直、不安がゼロになったわけではありません。 検査をしても「そこからどうするか」が難しい 現在は・KIDS・PVT-R・質問応答関係検査などを実施しながら評価を行っています。 けれど、 検査をしたあとに 「この結果から、具体的にどんな関わりをすればいいのか」を考えることが、いちばん悩むポイントでした。 外部支援は、検査室の中で完結する
2月5日読了時間: 3分
STの外部支援って、実際どんなことをしているの?
「外部支援って聞いたことはあるけど、実際はどんなことをするんだろう?」 そんなふうに、少し気になっているSTの方へ向けて、私自身の経験をもとに外部支援のリアルをお伝えします。 私はこんな形で外部支援に関わっています 私は STudy Labo を運営しながら、外部支援として児童発達支援事業所で未就学のお子さんの個別支援に関わっています。 外部支援といっても内容はさまざまで、 ・お子さんの様子を見学してアドバイスを行う ・職員さん向けの研修を実施する ・STが直接お子さんに支援を行う など、現場によって求められる役割は違います。 その中で今の私は、 お子さんへの直接支援がメイン になっています。 子どもと関わる時間そのものが大切な評価の場 3〜5歳のお子さんたちと関わる時間は、私にとって学びの連続であり、同時に本当にとても楽しい時間でもあります。(子供たちの反応一つ一つが本当に可愛くて30分あっという間です☺️) 遊びの中でのやりとりことばの理解の様子表情や視線の動き集団場面での関わり方 そうした姿を通して、その子の得意なことや困りやすいことを見立
2月5日読了時間: 3分
失語症の発話、どこを見て評価していますか?
失語症の評価というと「呼称ができるか」「復唱ができるか」といった課題の結果に目が向きがちですよね。
1月28日読了時間: 3分
吃音検査法、結果の「どこ」を見ていますか?
こんにちは!STあおいです。
1月22日読了時間: 2分
なぜ小児支援は、STが足りないと言われ続けているのか
こんにちはSTあおいです。 2025年の10月から私自身お子さんの外部支援をスタートしました。 なかなかこちらに視線を向けない3歳のお子さんがこちらをみて、「りんごあった〜!」と にこ〜っと笑ってくれると、ついつい可愛くて仕方がない近所のおばちゃん化しております。 さて、小児支援の現場では、「STが足りない」「相談したくてもつながれない」という声をよく耳にします。 実際、人数的に見ても、小児を主に担当しているSTは、全体の2〜3割程度と言われています。 一方で、成人領域で経験を積んできたSTの中には、「小児にも関わってみたい」「これまでの知識を活かせるのでは」と関心を持っている方も少なくありません。 それでも、実際に小児へ移行するとなると、多くの不安やハードルがあります。 ・評価や関わり方がまったく違うのではないか ・経験が浅い状態で関わっていいのか ・副業や外部支援として関わる選択肢が少ない ・一人で判断しなければならない不安 こうした理由から、「興味はあるけれど、踏み出せない」という状態のSTが多いように感じています。 その結果、支援を必要と
1月17日読了時間: 2分
Q.重症心身障害児に試してみて反応が良かったおもちゃ(感覚遊び)が知りたいです。
A. 重症心身障害児の場合、「このおもちゃが良い」というよりも、 その子が反応しやすい感覚入力を見つけていけたらいいですよね! 例としてよく紹介されているものを紹介します。 ※おもちゃ例は良さそうかなと思うものを載せています。 ①光るボール ②バイブレーション ③スイッチおもちゃ ④扇風機
1月15日読了時間: 1分
Q.舌骨上筋群(開口保持・前舌保持)効果あるくらい負荷がかかってるか不安です。基準はありますか?
A. 論文を調べてみましたが、舌骨上筋群トレーニングには、 明確な数値基準(◯kg・◯Nなど)は現在の研究では定められていないようです。 Shaker法・CTAR・開口保持のEMG研究では、共通して 「5〜10秒保持で軽い疲労を感じること」 が適切な負荷とされている場合が多いようです。 臨床では次の指標で実施が推奨かと思います: 5〜10秒保持でしんどい → 良い負荷 10回以上の反復でスピード低下 → 適切な疲労 顎二腹筋(エラのあたり)の張り感 → 正しく負荷が入っているサイン 逆に、20秒以上余裕で保持できる場合は負荷不足の可能性があります。 まとめると: 「軽い疲労を感じる程度」=研究的にも臨床的にも適切な負荷ということになるかと思います。
1月15日読了時間: 1分
Q.重度心身障害児に見られる歯茎の盛り上がりに対してSTとしてアプローチできることは?
A. 重症心身障害児さんの歯茎の盛り上がりについて私も詳しくはないので論文や知見を調べてみました。 歯茎の盛り上がりについては、抗てんかん薬などの副作用や、ブラッシングの困難さによる歯肉炎・歯周病の影響が重なって起こることが多いと報告されています。 STが直接その「歯肉」を治療することはできませんが、 ①薬剤・口腔ケア状況・姿勢などの情報を整理して歯科・主治医に共有すること、 ②口腔ケアを行いやすい姿勢や手順を一緒に整えること、 ③歯肉の状態悪化や食行動の変化を早期にキャッチして受診につなぐこと、 ④歯肉に負担をかけない形での口腔機能アプローチを選択すること、 などでチームの中で役割を果たせると思います。 具体的な診断・治療方針(薬の調整や歯肉切除の要否など)は、必ず障害者歯科・小児歯科と主治医に相談していただくようお伝えして、歯科の先生・歯科衛生士さんから口腔ケアのコツなどもお伺いできるといいですね。
1月15日読了時間: 1分
Q.直接嚥下訓練のカルテ記載内容を教えてください。
A.今はSOAPを使って記載することが多いかと思うので、一例として作成してみました。 S 看護より「朝食むせなし」。本人訴えなし。 O ①口腔ケア :口腔清拭+舌・頬刺激。開口良好、反射やや鈍い。 ②間接訓練 :舌運動(前後・左右)、呼吸調整。動き全体にやや遅延。 ③直接訓練(ゼリー) :座位30°。1口3gゼリー中等度。嚥下反射誘発〇。むせ1/10口。喉頭挙上弱い。残留少。SpO₂ 96→96。 A 口腔・舌運動の低下あり。ゼリー中等度では概ね安全だが誤嚥リスク中等度。直接訓練は継続可。 P 口腔ケア+間接訓練継続。直接訓練は同形態で継続し、むせ頻度と残留を次回再評価。スタッフへ1口量・ペース・呼気確認を共有。
1月15日読了時間: 1分
Q.喉頭挙上範囲に正常範囲はありますか。
A. 喉頭挙上範囲には「○mm以上が正常」といった明確な基準はありません。 個人差や食形態・姿勢などの影響が大きいため、 臨床では挙上量そのものよりも、 ・挙上のタイミング ・動きの速さ ・他の嚥下運動との協調性 ・嚥下後の残留や誤嚥の有無 を総合的に評価することが重要とされています。
1月15日読了時間: 1分
Q.男尊女卑に基づく発言への対応の仕方を教えてほしいです。
男尊女卑的な発言は女性が多いSTの場合、受けることもありますよね…。 自分を守るためにも、 ・そういう考え方の人もいるので、そういった相手の価値観と自分の価値観は切り離して心の距離を一定取っておく ・無理に理解、共感しようとしないことも大事かと思います。 STが安心して働き続けるt前にも心を守ることも大事ですよね。
1月9日読了時間: 1分
Q.脳卒中後の妄想と記憶障害による作話が混同します。区別の仕方を教えてほしいです。
私も詳しくないので調べてみました。 脳卒中後妄想(post-stroke delusion)は、 • 脳卒中後に新たに出現する 妄想的信念 • 特に多い内容: 被害妄想(盗まれた・嫌がらせを受けている) 嫉妬妄想 誤認妄想(家族が偽物など)が特徴。 関連が指摘される病変は、 右前頭葉 右側頭葉 右頭頂葉 前頭‐側頭ネットワーク(現実検証・信念修正) 一方、作話(confabulation)は、 記憶の欠落を、本人が無意識に埋めようとして生じる虚偽の語り 意図的な嘘ではない 本人は「本当だと思って」話す 記憶障害が前提が特徴。 典型的な病変は、 前頭葉底部 前交通動脈瘤破裂後 視床病変 Korsakoff症候群 などだそうです。 見分けるためのポイントとしては、 「思い出せないから埋めている」→ 作話 「絶対にそうだと主張する」→ 妄想 となるようです。
1月8日読了時間: 1分
Q.脳画像が読めたらもっと予後予測できるんだろうけど難しいです・・
正直、この悩みを持っているSTはとても多いかと思います。 (私も悩んでいました・・) 脳画像が読めるようになれば予後予測の精度は上がりますが、 画像だけで予後が決まるわけではありません 。 実際の臨床では、 ・症状(構音・言語・嚥下など) ・検査結果のエラーの出方 ・経過の変化といった 「今、目の前に出ている所見」をもとに、脳画像とすり合わせながら考えていくことが大切だとされています。 「画像を完璧に読めないと予後予測できない」と感じがちですが、 症状 → 病巣を推定 → 画像で確認する という順序でも、十分に臨床判断は可能です。 ちなみに、 「脳画像と症状をどう結びつけて考えるか」については、 5月に講座で詳しく扱う予定 です。 「どこまで読めれば臨床で十分なのか」「予後予測にどう活かすか」を、 症例ベースで整理する予定です。 また、脳画像の基礎を整理するのに役立つ書籍として、 講師の先生方がおすすめしている本を紹介します👇
1月8日読了時間: 1分
Q.STADの構音の基準はありますか?
STADの構音評価は、 口腔運動4項目と構音交互運動(oral diadochokinesis:DDK)3項目の計7項目 で構成されており、各項目は「通過/不通過」の 二値評価(各1点)で採点されます。そのため、構音スコアは7点満点 です。 論文では、健常成人のデータから算出した統計的基準として、 6.2点未満 がカットオフ値として示されています。また、dysarthriaの有無を基準にしたROC解析では、 6.5点 が最適なカットオフとされ、感度0.92、特異度0.77と報告されています。 これらを踏まえると、臨床で整数得点として運用する場合には、構音スコアが6点以下の場合に「構音障害(dysarthria)の疑いあり」と判断するのが、論文に基づいた妥当な解釈と考えられます。 なお、STADは詳細な構音障害の型分類や重症度判定を目的とした検査ではなく、 「構音障害の可能性があるかどうか」を短時間で把握するためのスクリーニング検査 であるため、異常が疑われた場合には、より詳細な評価へつなげていくことが重要です。
1月8日読了時間: 1分
Q.経管栄養の方が経口摂取できそうだなという予後予測や基準はありますか?
経管栄養から経口摂取へ移行できるかどうかを判断する 明確な「予後予測の基準」は特にないかと思います。 ただ、臨床では ・意識・覚醒の安定 ・呼吸状態と咳嗽力 ・唾液嚥下や嚥下反射が“全く出ないわけではない”こと ・食べたいという反応や意欲 こうした点がそろってくると、 少量・適切な形態での経口摂取を検討できるケースが多いかと思います。
1月8日読了時間: 1分
Q.食事評価の観察項目を教えてください
食事場面の評価では、 ・姿勢や覚醒 ・摂食〜咀嚼〜嚥下の流れ ・嚥下後の変化(咳・湿性嗄声など) を 系統的に観察することが重要 とされています。 その点で、SK式食事場面嚥下機能評価表は 食前〜嚥下後までを包括的に整理できるため、 臨床で使いやすい評価表の一つだと思います。
1月8日読了時間: 1分
STADは何をスクリーニングするのか?〜 失語・構音・高次脳機能障害を“どう読み解くか”
こんにちは!STあおいです。
1月7日読了時間: 3分
痙性?弛緩性?迷いやすいDysarthria症例をどう考えるか― 型判定の思考プロセスを整理する ―
一般的に、Dysarthriaは病巣や障害部位によって、いくつかの型に分類されます。
1月1日読了時間: 2分
柳原法ってどんな評価?
こんばんは!STあおいです。 皆さん顔面神経麻痺の方に実施する検査法として柳原法は使っていますか? 私自身は現役の時あまり実施していなかったので、今日は柳原法についてまとめたいと思います。 柳原法は、顔面神経麻痺において 表情筋の運動を系統的に評価するための方法 です。 安静時の左右差に加え、 額にしわを寄せる 強く閉眼する 口をすぼめる 歯を見せて笑う などの随意運動を通して、 どの部位に、どの程度の動きの低下があるか を確認します。 点数化できる評価ではありますが、実際の臨床では 左右差の出方 動きの滑らかさ 代償的な動きの有無 といった、数値だけでは表れにくい「動きの質」を併せて見ることも重要だと感じました。 今回実施してみて、柳原法は単に重症度を把握するためだけでなく、その後の 発声 構音 食事場面を考えるうえでも、多くの情報を与えてくれる評価であることを改めて実感しました。 今回、顔面神経麻痺のある当事者の方にご協力いただき、柳原法を実施する機会を得て、評価から分析までの動画を作成しました。 これまで臨床で触れる機会が多い評価ではありま
2025年12月25日読了時間: 2分
